五ノ井里奈様から当団体宛てにサインを頂きました。

ストーリーとXにはあげていたのに、ブログの投稿が遅くなりました!

先日、自衛隊での性被害を告発された五ノ井里奈さんの講演会に出席させて頂きました。

講演会の後に五ノ井さんご本人とお話させて頂き、なんと五ノ井さんの著書「声をあげて」に当団体宛にサインを頂くことが出来ました!

当事ニュースを見ていたのですが、実際あの様な告発に至るまでに相当なご苦労と辛い時間があったことは経験した方達であれば、想像に難くないと思います。

後にアメリカ国防省より「国際勇気ある女性賞」に選ばれるほど、彼女の性被害撲滅の声は大きかったはずなのですが、それでも当時は殆どのマスコミはメールしても返事が無かったということ、また金銭的な問題と、弁護士が司法利害人として求める解決の形と、純粋に性被害の告発と再発防止を願っていた五ノ井さんの方向性が違っていたことで、弁護士無しで戦われたことはご本人の口から聞くまで詳細を知らず、驚きました。

これら、告発と弁護士費用の問題は実は当団体に相談してくださる方々にも共通して大きく被害者にのしかかる問題です。

これは当団体の発起人も大きな壁となり、かなり多くの弁護士や議員に相談してきました。

五ノ井さんの本は難しい専門用語などは使わず、純粋にご本人の心の中と当時の想いを率直に語られているのでとても読みやすいと思います。

私は、伊藤詩織さんの書いた「Black Box」ももちろん拝読しており、五ノ井さんの「声をあげて」を読んでも、今回の講演会で直接の話を聞いても、何故この国は被害者が声をあげるだけで、こんなに人生や命を削らなければならない行為なのか、不思議でなりません!そしてその加害者の大半は男性社会で守られている有力者や有権者なのです。

まず、この国の潜在的な男性主体の社会や法制度を改革していかなくては、この国はどんどん先進国から取り残され、さらに酷い未来が待っているとさえ思えて来たりすることもあります。

そして印象的なのは、伊藤さんもランニングやボクシングをされて事件と向き合う中精神を保っていたと書いていらして、五ノ井さんも最後まで戦えたのはやはり柔道の受け身の話を仰っていたのが印象的でした。

関係ありませんが、当団体の発起人は事件に巻き込まれる前は海外在住時よりジムでのトレーニングを定期的に行っていましたが、事件に巻き込まれ鬱症状や摂食障害を患ったことで廃人のようになっていた所、何とか当団体を発足させ色々なネットワークを活かして犯罪被害者支援やサポートを行うまでに人脈やノウハウを築くに至ったのは、運動を再開をしたことも大きかったと言っていたことがあります。

これは発起人自身も当団体の発足目的の一つでもあったのですが、やはり被害者の心のケアは非常に重要であるにもかかわらず、この国ではそれらの重要性があまり見えてこないのがさらに荒んでいると言っており、いつか被害者がまずぶつかる健康面での話などもブログに書いていきたいようです。

Don’t Cryではもし可能であれば現在サポートさせて頂いてる方々を募り、神奈川県のベイサイドや海などのウォーキングやジョギングなども開催したいと考えているのですが、皆さんはご興味あるでしょうか?

※途中、被害の状況などが描かれていますので、フラッシュバックやPTSDをお持ちの方は、お読みになる際にお気をつけください。

(実は当団体の発起人も早い時期にこの本を購入していたのですが、購入当時はまだ事件に巻き込まれてからそこまで時間が経過していなかったこともあり、長いこと完読出来なかったようです)

#声を上げて

#metoo

NPO Don't Cry's Ownd

犯罪被害者が泣き寝入りをしない社会に! 法人設立を目標として、犯罪被害者にとって有益な情報交換の場や、被害から立ち直り少しでも健全な日常生活が送れるようサポートを出来る団体を目指しています。

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